〜「心理カウンセラーをめざす」入門編・ふりかえり表より抜粋・2006年春版〜

1コマ目:現代社会とカウンセリング 〜主体性の喪失〜

・教室に入って思ったことは「机がない」でした。
講座が始まった隣の人と話してくださいと言われても、何を話して良いかわからず、一回目はダメでした。
自己紹介で人の話した内容について感想を言うところでは、ほかの人は考えがすごく立派で、私には考えつかないことを話していましたが、難しすぎてよくわからなかった。
でも先生がほかの人と比べないと言っていたので、私は自分なりの意見を言いたいと思う。
人といっしょにはなりたくない。
何回か人と話をするうちに、だんだん苦ではなく楽しくなっていきました。

・傷つくことをおそれてなかなか自分から人間関係を築いていくのは難しいことだなと思っていましたが、自分から関わりを持っていくことが大切なのだと思いました。机に向って学ぶだけでなく、人との関わりで学ぶことが重要であると改めて学びました。

・カウンセラーとは「かかわり屋」である、と先生がお話されたとき、なんて難しいことなんだろうかと思いました。
もしかして今の自分に最も欠けていることを指摘されてしまったような気がしました。でも少しずつ傷つくリスクを背負ってでも、人と関わっていけるような自分になれるよう、変わっていきたいと思います。

・人と話をする楽しさ、温かさを感じました。人と人との関わりを考え直しました。

・人に対して少し距離を置いていて、人を求めているけど自分から行動を起こさない自分に気づいた。

・輪になって座るのは心地いいなぁ。職員会議の輪はあんなにしんどいのに…。
“人間関係のアーティスト”素敵、すばらしい。

・カウンセリングは人と向きあう、人間関係を作ること。自分は人と向き合っているのか、うわべだけの関係ではないか、傷つくことをおそれて素直になれていないのでは、と自分に対して感じました。

 

2コマ目:カウンセリング・カウンセラーの役割 〜創造性の開発〜

・人はやはり人にかまってもらいたいのだと思う。最後まであきらめずに人とかかわりたい。

・今回の講座までがとても待ち遠しかったです。それほど楽しみになっているのだと思う。
二回目なのでペアを作り、カウンセラー、クライアントになり自分なりの答えを言うのですが、自分だったらどうするかを考えると答えが出てこない。
6人のグループで感じたことを言い合いましたが、他の人の意見が聞けることはよかった。
その中でほめられたので、とてもうれしかった。
私も他の人をほめられるようになりたい。人と話すのが楽しくなってきました。

・言葉に耳を傾けるイメージを持っていたけれど、相手の気持ちを聴く、言葉にならない部分を推し測ることが必要だと伺い、この仕事への見方、考え方が変わってきました。

・人の心ははかりしれない深いものがあることや、苦しみや悲しみをかかえている見えない心の中を理解して何度もの繰り返しだろう、とても難しく思います。

・「かまい合う人との関わり」では、大切な人ほどかまってしまう、強く関わろうとするのだと実感しました。

・人の心の中の声を聴くのはとても大変だなと思いました。
どうしても「話を聞いてあげる」という態度になってしまう。

・信じて甘えるということの本当の大切さを実感した気がする。

・相手に自分の想いを全て適確に伝えることは難しいと知っているのに、相手の言葉が・気持ちのすべてと思ってしまう。
「・・・」の余韻を聴くこと、「戸惑うことに価値がある」肩の力がぬけたような気がします。

・人に甘えること、信じることは簡単なようでそうでないことを感じました。自分自身、相手を心底信じていないところがあるなと振り返ることもありました。

 

3コマ目:カウンセリング・マインドとは 〜自己肯定感とは絶対肯定〜

・「受け入れる」ということが大切なのだと思いました。
相手を受け入れることも大事だが、自己否定してしまいたい自分を受け入れる。
また、相手を嫌いでも、その感情を受け入れる。

・今日の講座は難しいです。
カウンセラーとしての一番重要であり、もっとも核心の部分に入った気がします。
人は他人によって変わることができると言っていたけど、大人が変わるには時間がかなり必要だと思い、欠点が目立つ人を直していくには忍耐が必要なのかなと感じました。
「人は生きているだけで努力している」の言葉にはハッとしました。
今までそのように感じたことも、思ったこともなかったけれど、よく考えるとケガをしない、事故にあわないなども自分で努力しているから、無事で過ごすことができるのかな、家に帰ることが出来るのかなと思い、まさにこの言葉のとおりかもしれません。
人に会うことができるのも、その人が努力して生きているからであり、これからはそんな気持ちで生活していきたい。

・私はけっこう人に気を遣ったり関わろうとしているのに、理解されにくいのです。
そこで嫌になり、かかわりをあきらめてしまいそうになるところまで言い当てられる場面がすごく印象に残りました。
人との関わりは本当に難しく思うときもあります。でも逃れられないし、そこを乗り越えたときの結びつきは強いとも思うので、少しずつ人間関係の勉強をつづけていきたいと思います。

・話を聴くことばかり、考えていたように思います。
話すことの大切さ、また大変さを感じました。そして人との関わりは「焦らず」「慌てず」「諦めず」。

・自分自身も人もそれぞれで認め受け入れること。
難しいけれど一番大切なこと、同じ枠組みは二つとしてないこと、だからこそ一人ひとりが大切な存在であることを感じました。

・無力感をよく感じてしまうのだけれども、そこからスタートすればいいんですね。
少し肩の荷がおりてほっとしました。

・先入観が相手を理解することの妨げになる恐さを感じました。

 

4コマ目:カウンセリングマインドの現場から 〜共感と同感は違う〜

・まず相手のパーソナリティを理解するために、その人の立場に立ってもっと聴いてあげたいと思います。

・共感と同感の違いは簡単そうで難しい内容で、悪いことでも共感で話を進めると、正当化していました。
私は同感が強いと講座の中で思い、人と話しをするときには共感でしていけるようにしたいです。
でもどこまで共感すればいいのか、わからない。
共感だけだと話が続かなくなるみたいなので、注意しなければいけないと思います。
同感の言葉からすると、同じ感じ方だと思っていましたが、心理の考えだと、自分の考えを押しつける、なので、言葉の意味と違うことを知りました。

・共感すること自体、共感される側にとってはすごくうれしいことで安心できることなのかなと思いました。
最終的にわかってもらえなかったとしても、そうしてもらうことが受け入れてもらえる安心感を生むのかなと思いました。

・共感する:たとえ心を重ねても苦しみから逃れられない、当人に無力でしかない、何か気のきいた言葉を探そうとする未熟な自分がいます。

・わからないこと、知らないこと、気づいていないことがいっぱいあると気づく。
相手をわかろうとすることが大事なのだと思った。

・人の本当の気持ちはわからないことのほうが多い。
その人の生い立ちも含めた本当の気持ちは計り知れないと思う。

 

5コマ目:自己との「対話」を通して防衛を覚知する 〜プライドとコンプレックス〜

・初めての人に接するとき、無意識にこの人とは話しづらいとか、付き合いにくそうだなとか判断しているように思います。
また、家族や友人でも今日は普段と違うなと感じたりすることがあります。
そんなとき一歩ひいてみて“何がこの人を固い雰囲気にさせているのかな”と考えるのも、防衛を覚知することにつながっているのかなと思ったりしました。

・相手の話を聞いて、そこから何を学んだかを言うのは、話を真剣に聞いていても、うまくいかず、難しかった。
話の中からその人がどんな人かを察するのはかなりの訓練が必要だと感じました。会社で話をするときに、この人はどんな人かを考えながら話をしていきたいと思います。
最後には5,6人で今までの人生をグラフにして話を進めていきましたが、皆いろいろ苦労をして生きてるのだと思いました。
見た目ではわからない苦労をかかえて、人は生きているのだと知り、苦労を乗り越えてきたから、今があると思いながら、これから先も生きていきたいです。

・自分をほめてやろうと思った。“お互いいろいろあるよね”と発信するのがカウンセラー。

・相手の話をよく聞きながら相手を理解し相手の存在をしっかり受け止めて話すことを勉強させていただきました。
十分わかっているつもりでも先走りしてしまう、自分は年齢も上だしわかっているようなふりをしていただけのようでした。

・自分の良いところ、嫌いなところもすべて受け入れられるようになっていきたい。

・弱音や愚痴を語ってもいいんですね。
でこぼこの人生でもいいんだと、ある種の劣等感や罪悪感にふたをしつつ、意地をはって過ごしていてもある時誰かに語ってもいいんだなと思いました。素になることも大切なんだと。

・弱さをさらけ出すことは勇気がいります。でも語りたいし、わかってほしい。
以前はなし方講座の先生が「暗い話、自分をおとすような話はさけてください」とおっしゃっていました。
つらかった話はしてはいけない、周囲が暗くなる、と思っていました。

・自分を語れる場所があること、そのことは生きていく勇気になると思いました。
誰しもが平坦な道ばかり歩いてきたわけではないし、そのことを感じてまたありのままの自分でいいんだと思えました。

 

6コマ目:私の「持ち味」と「使命」 〜独自性と自発性を育む〜

・話を聞くというのは解決ではなく気づきなのだとあらためて感じました。
相手の話を聞いて解決しようという思いが咲きにきて相手の話をきちんと聴くということができないことが多いなと思いました。
コミュニケーションやカウンセリングは気づきなのだと学びました。

・今日は先生が講演先でもらった手紙の内容からどんなことを思うかから始まった。
私は話しが出来なくて苦しんだことはなく、むしろ話をしなくて後悔したことはあるので、話すことが出来ないのはどんな感じかな、と思いました。
二人で向き合い、自分の最後には誰に何を伝えたいかでは、今までそんなことを考えたことがなかったので、考え込んでしまった。
やはりすぐには思いつかなかった。
それは今現在元気に生きているし、明日、明後日、その後もずっと生きていると思うからであり、死を意識していないからである。
逆に死を意識している人の言葉はとても力強く、その人自身もとても強いと私は感じました。
やはり私の最後は大切な人に対する言葉だと思うし、伝えたいです。
そしてその人には私の分も長く生きてほしいです。

・相手から学ぶこと、自分を見つめることはとても大変なことでした。
でもそれが自分にとって大変役に立ちました。

・6回の授業を振り返って、最初の授業のとき気負っていた自分がいました。
車座になって、大勢の人の前で話すなんて、これからどうしよう、やっていかれるのかしら、とひとり不安がっていました。
でも回を重ねるうちに、私だけが不安なのではない、みんな同じなのだ、私はこの場で何をひとり不安がっていたのかと気づいたのです。
みんなとつながっているような感覚を感じることができました。

・カウンセラーになるならないでなく、もう少し勉強を続けてみようかという気持ちになりました。
気負わず、素直に聴ける人になりたい。

・感動、感激しています。この場にいれたこと、いろんな出会いがあったこと。
本当にいろんな人がいて、いろんな経験、考え、価値観があるんだなと実感しました。

・悩みも持ち味、悩みがあってあたりまえ、あとは語れる努力ですね。

・生きる意味を深く感じた一日でした。毎日毎日を大切に、人を大切にしたいと思いました。

・ただ生きているだけでいい、それだけでいい、という絶対肯定。
悲しみや苦しみに価値があるという言葉、心にしみました。
悩んでいる、いっぱい考えてしまう娘に伝えます。ありがとうございました。

・その人の経験したことはその人にしか体験できなかったもので、それらを土台にして、持ち味があるんだなと感じ、自分自身の使命、持ち味を大切にしたいと思います。